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マンサード屋根の補修工事:特殊なタイプなのでメンテナンスに気を付けよう

街で家々を眺めていると、色々なタイプの屋根があることに気が付きます。

 

中でも、マンサード屋根は普通の屋根とは明らかに違う特徴があり、一目でそれとわかるはず。今回は、特殊なマンサードの屋根工事について、紹介していきます。

 

1.マンサード屋根って?

マンサード屋根は、通常の三角形の屋根に腰折れ部分を設け、五角形になっているのが特徴です。

一般住宅ではあまり見かけないタイプと言えるでしょう。

 

別名として腰折れ屋根とも呼ばれており、腰折れ部分から先は屋根の勾配が急になっています。

マンサード屋根は、17世紀にフランスの建築家によって発明されました。

 

海外で誕生したタイプですが、日本でも洋風建築で採用されています。

歴史を感じる建物や、市役所などの庁舎でしばしば見かけるかもしれません。

 

腰折れ屋根の他にギャンブレル屋根も有名です。

この両者の違いは、マンサードが寄棟であるのに対し、ギャンブレルが切妻になっている点にあります。

 

寄棟は4つの傾斜面、切妻は二つの傾斜面で構成されるのが違いです。

マンサード屋根の利点としては、腰折れ部分があるため、屋根裏部屋のスペースを確保しやすいと言われています。

 

また、急勾配になる部分を設けているので、水はけが良く、屋根材が劣化しにくいのも魅力です。

他に、建築法の規制に対応するため、この形状が適しているエリアもあります。

 

デザイン的にも優れているので、お洒落な外観にこだわる場合にも検討してみましょう。

ただし、欠点もあるので注意が欠かせません。

 

屋根の勾配を変化させる腰折れ部分が、傷みやすいのです。傾斜の途中に切れ目があるので、そこが早く劣化し、補修のための屋根工事が必要になります。

 

2.マンサードの屋根工事には色々な方法がある

マンサードの屋根工事としては、築浅ですと棟や腰折れ部分の板金を交換するような、部分的な補修で済む可能性もあります。

しかし、すでにスレートの剥離があったり、水分が下地に浸透していたりすると、葺き替えが必要かもしれません。

 

葺き替えは古い屋根材を取り払って、新しいものを設置する補修方法です。

費用は掛かりますが、防水層や屋根材、板金もやり直すので、施工後の安心感は最も高いと言えるでしょう。

 

また、費用を節約できるカバー工法も、マンサードの屋根工事に利用できる場合があります。

カバー工法は、屋根工事の中でも、既存の屋根材を取り払わず、その上から新しい屋根材を重ねるのが特徴です。

 

カバー工法は常に利用できるとは限りませんが、スレート式が多いマンサードでは、可能性があります。

カバー工法にも一長一短があるので、屋根工事の費用を抑えたいとしても、慎重に判断することが大切です。

 

屋根は基本的に、棟部分が傷みやすいのが特徴です。マンサードは棟の他に、腰折れ部分もありますので、そこも劣化しやすいと言われます。

 

また、瓦ではなくスレートなどを使っていると、経年劣化が早めです。このため、良くある三角形の屋根より、メンテナンスについては日ごろから気を付けたいもの。

 

雨漏りしやすいタイプの屋根なので、早めに点検・リフォームを計画しましょう。

 

3.マンサードの屋根工事には経験のある業者を

マンサードは特殊な形状なので、プロとは言っても、ノウハウがないと上手に補修できない可能性があります。

このため、屋根工事の経験が豊富な、信頼できる業者に依頼することが欠かせません。

 

費用も気になると思いますが、職人の腕によって結果が左右されるので、屋根工事の品質についても重要視したいものです。

 

まとめ

マンサードタイプの屋根工事は、腰折れ部分が問題になりやすいですから、早めに修理を検討しましょう。

業者によって上手く施工できないおそれがあるので、信頼性や経験から、リフォーム業者を選ぶのがおすすめです。

 

 

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