戸建て浴室リフォームの注意点と種類

毎日気持ち良くバスタイムを過ごすには、浴室が清潔できれいでなければなりません。
ただ、建物と同様に浴室も月日が経てば老朽します。
傷みが表れ始めたら浴室リフォームを考えましょう。
浴室の床や壁、浴槽が一新することで気持ちもリフレッシュし、リラックスできます。

1.戸建ての浴室リフォームは比較的自由

マンションなど集合住宅の浴室は規約があるために自由に浴室リフォームの際に
デザインを選べないこともありますが、戸建ては比較的自由度が高くなります。
ただ、既存の配管の位置があり、それに合っていないとそのための工事費用がかかることになるので注意が必要です。
配管の工事が必要になると、費用が高額になるだけでなく工期も長くなります。
リフォームによっては、工期がかかり、費用が高額になるケースがあると思っておきましょう。
配管のほかに浴室の移動や拡張、増設、給排水、電気、ガスの工事が必要になることもあります。
浴室リフォームの希望イメージがあれば事前に見積りをしてもらいましょう。
トータルでどれくらいの費用がかかるのか、
工期をどれくらい費やすのかチェックしておけば失敗を防ぐことにもつながります。

2.従来型ユニットバスと2つの工法がある

現在の浴室リフォームは、従来型をユニットバスに変更するか、
ユニットバスからユニットバスの変更の2パターンが主流です。
従来型はタイル張りが多く、部材を別々に組み立て施工する昔ながらの工法になります。
冷えやすい、カビが生えやすい、費用が高額、工期が長いなどマイナス点が多く、
ユニットタイプへの変更が増えています。
ユニットタイプは、床と壁、浴槽などがすべてセットになったタイプです。
工期に手間がかからないために設置時間も短縮され、トータル費用もリーズナブルになります。
戸建ての従来型からユニットバスへの変更は、工事費を含んで約90万円から150万円程の間です。
解体工事や増設、配水管、電気配線、ガス工事により差があると考えましょう。
工期は状況にもよりますが、だいたい１週間くらいになります。
戸建てのユニットバスからユニットバスの浴室リフォームは、解体や配水管の工事により費用に差がありますが、
工事費用を含めて約80万円から130万円くらいです。
こちらも環境や状況によって工期が異なりますが、約5日くらいかかります。

3.浴室リフォームの費用を抑えるポイント

浴室リフォームをしたいけど、費用が高いためになかなか思いきれない…
そんな場合はコストを抑えるポイントを知っておくと良いでしょう。
まずはグレードを落としてみることです。
壁や床、浴槽の本体は素材や機能によって費用に差があります。
スタンダードなタイプよりも特別な機能が備わっているものほど高くなるので、
できるだけスタンダードなタイプを選んでコストを削減しましょう。
また、業者により扱っている商品、工事費用が異なります。
安く済ませるために、業者を1つ1つ比較してどこがお得なのか判断すると良いでしょう。
比べることで、相場も分かってきます。
中には水回りをセットで工事をするとトータル費用がリーズナブルになる業者もあります。
浴室のほかにトイレやキッチン、洗面所などの老朽が気になったら、
一緒におこなうとトータル費用がリーズナブルになる業者を選ぶのも良い方法です。

戸建ての浴室リフォームは、従来型からユニットバス、ユニットバスからユニットバスの工事が主流です。
費用や工期は工事の内容により差があるので、確認しておきましょう。
また、できるだけ費用を抑えたい場合は、本体のグレードを落としたり安い業者を見つけて削減すると良いでしょう。